ベイビーステップに見るトレード術その2

少し間が開いてしまいましたが、僕の大好きなテニス漫画・ベイビーステップにおける考え方と、トレードのそれとの共通点について、前回記事の続きです。
ところで現在開催中のテニスの全米オープンでは、錦織圭がアジア人初のグランドスラム決勝進出を果たしましたね!
優勝も夢じゃないですし、9日朝は仕事が手につかなそうです笑
まあテニス談義は程々にして、今回はトレードに臨む上での心構えについて書いていきたいと思いますので、ご興味ある方は続きをどうぞ。
前回記事の最後の方では、"「この戦い方はたぶんうまくいってる...」という心がけ"が大事だという話をしました。
前も書いた通り、テニスでもトレードでもビジネスだって、ここをこうすれば絶対上手くいく、なんて必勝法があるわけではありません。
いずれも何かしらの根拠があって、おそらくここをこうすれば上手くいくんじゃないか、という程度のことを実行しているにすぎません。
そういう意味では、全ては確率論的な話になるんですね。
そのような話になってくると、当然、自分の思い通りにならないことも出てきます。
それもしょっちゅう。
大事なのは、そのような自分の理想の状況にならない時でも、焦らず冷静に対処することです。
さらに言えば、それをあらかじめ想定しておくことですね。
これが冒頭のエーちゃんの思考とも重なるわけです。
全日本選手権の1回戦、プロテニスプレイヤーになるためにはどうしても負けられない1戦。
しかしそれは相手にとっても同じこと。
相手も劣勢だと感じたことで、リスクをとって攻撃的なプレーを仕掛けてくるようになり、簡単には勝たせてくれません。
しかし相手が攻め急いでいるのであれば、こちらはリスクを下げて機会をうかがう。
そしてチャンスだと感じたら一気に攻め込む。
その結果ポイントを取られたとしても、それは自分の判断を信じて攻めた結果だから仕方のないこと...
前と同じことを言いますが、これはテニスでもトレードでも同じことですよね。
値動きがトレード前に想定していたシナリオから外れてしまった時には、諦めて損切りすること...
短期的には思い通りにいかなくても、それを事前に想定していれば何ら焦ることはありません。
このような考え方ができない人は、「この一球は唯一無二の一球なり」にこだわるあまり、損切りができずに破綻する人といえます。
もちろん、一球一球を疎かにするという話ではないんですが、あまりにその思いが強いと頭に血が上ってしまって、冷静な判断ができなくなってしまうんですね。
テニスは精神面が大きく影響するスポーツと言われますが、そういう意味でもトレードとつながることは多いなあと感じます。
自動売買を行う上では、バックテストやフォワードテストの結果を参考にEAの稼働を判断するわけですが、何が正しいかなんて、結局誰にもわからないのです。
僕ら凡人トレーダーにできることは、自分の戦い方が正しいと信じ、「人事を尽くして天命を待つ」ことだけなんですね。
それが当てはまらないのは、天才っていうかもはや神だけです(^^;
そんな素晴らしいことを教えてくれるテニス漫画、ベイビーステップ。
とても面白いので、興味があれば漫画なりアニメなり見てみてください!
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