スイスフラン暴騰、そして歴史は繰り返す

久しぶりの超ド級ショックが起きましたね。
スイス中銀がEUR/CHFの1.2防衛を撤廃しました。
その報道の後、スイスフランは暴騰、EUR/CHFは1.2から0.8台まで一瞬で急落したようです。
この値動きで億万長者になった方もいれば、抱えきれない借金を負った方もいるでしょう。
僕も以前のEUR/CHFショートポジションを持ち続けていれば、今日だけで年収分くらい稼げていたはずですが、まあそれは言っても仕方のないことですね(^^;
また、PegSystem などのEUR/CHFペッグを利用したEAは、軒並み再起不能なドローダウンを起こしています。
きっと1.2の下に損切り注文を入れていても、まともに約定しなかったでしょうね...
約20年前、イングランド銀行の無理なポンド買いに対してジョージ・ソロスが真っ向対立、ポンドを売り浴びせ、そしてそれは成功し、一夜にして巨万の富を得たというのは有名な話ですが、今回のスイスフランについても同じことが言えるのではないでしょうか?
巨額のお金が動く為替相場においては、一国の予算規模では通貨高・通貨安を制御することは不可能だということが証明されてしまいましたね。
しかしポジティブに考えれば、今までスイスフランを執拗に売り叩いていたある種の「歪み」がなくなったので、特にユーロに関しては、今までより素直なトレンドが出るようになるのではないでしょうか?
また、今回の出来事で「相場はランダムウォークではない」ことが証明されたとも言えるので、そういう意味ではこれからもシステムトレードで儲けることは可能だと思っています。
いつも言っていることですが、こういう一時的な値動きに振り回されずに、淡々と稼いでいけたらいいですね(^^)
しかし、今月のドル円EAの強烈往復ビンタはどうにかならんもんかなあ...
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