取引手数料の有無の影響をテストしてみた
先週の記事で書きましたが、MT4では取引手数料ありの口座にログインすることで、スプレッドに手数料を上乗せした状態でバックテストを行うことができます。
ああ、もっと早く知っていれば(´Д`) =3
というわけで早速、
・スプレッドは広いが、手数料のないスタンダード口座
・スプレッドは狭いが、手数料のあるプロ口座
ではどちらがお得なのかを検証したいと思います!
スプレッド、取引手数料の影響が強く出るのはやはりスキャルEAだろう、ということで今回はスキャルEAの代表格、Forex White Bear V3 でバックテストを行ってみました。
トレード時間が短くなって、ストレスフリーに一歩近づいたシロクマ 君
800本ご購入御礼!・Forex White Bear V3

バックテストの条件は下記の通り。
・EAバージョン:White Bear v3.23
・初期資金:$10,000
・ロット:0.1ロット固定
・その他のEAパラメータはデフォルト
・FXDDのヒストリカルデータを使用
・バックテスト期間:2010/1/1~2014/12/4(手元にあった期間で)
スプレッドや手数料の条件は、僕の使っているMyFX MarketsのEUR/USDに合わせて、まずは以下の通りで試してみました。
・スプレッド1.5pips、手数料なし(以下、スタンダード口座)
・スプレッド0.6pips、手数料$0.67/0.1ロット(以下、プロ口座)
いちいち図を張り付けると見にくいので、結果だけ表にまとめます。
(後ろの方に損益曲線の図を貼っておきます)
順に考察します。
結果を見るとそんなに大きな差でもないですが、プロ口座の方が総取引数は少し多く、期待利得(1トレードあたりの平均損益)が減っていますね。
スプレッドの狭いプロ口座で取引数が増えるのは決済(逃げ切り含む)にかかりやすいため、期待利得が減るのは毎トレードで手数料が取られるためでしょう。
また、総損益はスタンダード口座の方が大きいですが、最大ドローダウンもそれ以上の割合で大きくなっています。
したがって、ロット数を増やせるという意味ではプロ口座の方がバランス的に有利、という結論になるかと思います。
しかしこれくらいの差で有意な差があるかと言われると微妙...
ということで、プロ口座のスプレッドをもう少し厳しめにしてテストしてみました。
結果を並べたのが以下。
細かい解説は省きますが、スタンダード口座でスプレッドが1.5pips、プロ口座で0.8pipsくらいになると、総損益と最大ドローダウンのバランス的に、さして変わらない感じになりますね。
ちなみに0.1ロットあたり$0.67の手数料をスプレッドに換算すると0.67pipsということになるので(ドル口座の場合)、プロ口座での0.8pipsのスプレッドは、手数料なしに換算した場合0.8+0.67=1.47pipsと考えることもできます。
つまり大まかな結論としては、
「手数料をスプレッドに換算したときに同程度であれば、成績も大きく変わらない」
と言えそうです。
もちろん、これらの結果はEAやテスト期間、バックテストの精度などによっても変わってきますので、一概に結論を出すことはできません。
ただ、これくらいの影響があるということを、なんとな~く参考にしていただければと思います。
こういう結果ってググっても出てこないですしね。
最後に、バックテストの損益曲線を3つ並べて終わりとさせていただきます。
パッと見て、ほとんど違いはわかりませんが(^^;
スプレッド1.5pips、手数料なし

スプレッド0.6pips、手数料$0.67/0.1ロット

スプレッド0.8pips、手数料$0.67/0.1ロット

ああ、もっと早く知っていれば(´Д`) =3
というわけで早速、
・スプレッドは広いが、手数料のないスタンダード口座
・スプレッドは狭いが、手数料のあるプロ口座
ではどちらがお得なのかを検証したいと思います!
スプレッド、取引手数料の影響が強く出るのはやはりスキャルEAだろう、ということで今回はスキャルEAの代表格、Forex White Bear V3 でバックテストを行ってみました。
トレード時間が短くなって、ストレスフリーに一歩近づいたシロクマ 君
800本ご購入御礼!・Forex White Bear V3

バックテストの条件は下記の通り。
・EAバージョン:White Bear v3.23
・初期資金:$10,000
・ロット:0.1ロット固定
・その他のEAパラメータはデフォルト
・FXDDのヒストリカルデータを使用
・バックテスト期間:2010/1/1~2014/12/4(手元にあった期間で)
スプレッドや手数料の条件は、僕の使っているMyFX MarketsのEUR/USDに合わせて、まずは以下の通りで試してみました。
・スプレッド1.5pips、手数料なし(以下、スタンダード口座)
・スプレッド0.6pips、手数料$0.67/0.1ロット(以下、プロ口座)
いちいち図を張り付けると見にくいので、結果だけ表にまとめます。
(後ろの方に損益曲線の図を貼っておきます)
スタンダード | プロ | |
スプレッド | 1.5pips | 0.6pips |
手数料 | なし | あり |
総取引数 | 1,462 | 1,473 |
総損益 | $4,550.37 | $4,401.67 |
PF | 2.40 | 2.39 |
期待利得 | 3.11 | 2.99 |
最大DD | $567.74 | $521.21 |
勝率 | 83.93% | 83.50% |
順に考察します。
結果を見るとそんなに大きな差でもないですが、プロ口座の方が総取引数は少し多く、期待利得(1トレードあたりの平均損益)が減っていますね。
スプレッドの狭いプロ口座で取引数が増えるのは決済(逃げ切り含む)にかかりやすいため、期待利得が減るのは毎トレードで手数料が取られるためでしょう。
また、総損益はスタンダード口座の方が大きいですが、最大ドローダウンもそれ以上の割合で大きくなっています。
したがって、ロット数を増やせるという意味ではプロ口座の方がバランス的に有利、という結論になるかと思います。
しかしこれくらいの差で有意な差があるかと言われると微妙...
ということで、プロ口座のスプレッドをもう少し厳しめにしてテストしてみました。
結果を並べたのが以下。
スタンダード | プロ | プロ | |
スプレッド | 1.5pips | 0.6pips | 0.8pips |
手数料 | なし | あり | あり |
総取引数 | 1,462 | 1,473 | 1,473 |
総損益 | $4,550.37 | $4,401.67 | $4,288.91 |
PF | 2.40 | 2.39 | 2.34 |
期待利得 | 3.11 | 2.99 | 2.91 |
最大DD | $567.74 | $521.21 | $521.98 |
勝率 | 83.93% | 83.50% | 83.10% |
細かい解説は省きますが、スタンダード口座でスプレッドが1.5pips、プロ口座で0.8pipsくらいになると、総損益と最大ドローダウンのバランス的に、さして変わらない感じになりますね。
ちなみに0.1ロットあたり$0.67の手数料をスプレッドに換算すると0.67pipsということになるので(ドル口座の場合)、プロ口座での0.8pipsのスプレッドは、手数料なしに換算した場合0.8+0.67=1.47pipsと考えることもできます。
つまり大まかな結論としては、
「手数料をスプレッドに換算したときに同程度であれば、成績も大きく変わらない」
と言えそうです。
もちろん、これらの結果はEAやテスト期間、バックテストの精度などによっても変わってきますので、一概に結論を出すことはできません。
ただ、これくらいの影響があるということを、なんとな~く参考にしていただければと思います。
こういう結果ってググっても出てこないですしね。
最後に、バックテストの損益曲線を3つ並べて終わりとさせていただきます。
パッと見て、ほとんど違いはわかりませんが(^^;
スプレッド1.5pips、手数料なし

スプレッド0.6pips、手数料$0.67/0.1ロット

スプレッド0.8pips、手数料$0.67/0.1ロット

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